10月, 2013年
法人成り(動機その4貯蓄)
今回は節税しながら、かつ貯蓄もできるという方法を紹介したいと思います。
会社でそれなりに所得(利益)が出るようになったら、役員報酬を多目に出して個人で積み立てをします。
前回紹介したような内部での積み立てではなく、外部で積み立てをします。
一つの方法として生命保険の個人年金を利用する方法を活用するのがいいでしょう。
皆さんご存じの通り、個人年金に一定額積み立てを行うと所得控除が使えるようになります。
具体的には1年間で10万円以上の保険料を払った場合で5万円の所得控除が使えます(平成24年以降の契約では8万円以上で4万円)。
一般的に個人年金は満期になると払い込んだ保険料以上に還ってきます。
この方法は法人成りで会社設立をしなくてもできる方法です。
このように節税をしながら積み立てをすることができますが、節税効果は大きいとは言い難いところがあります。
次は同じように個人で外部に積み立て、かつ節税ができる方法で個人年金以上の節税効果があるやり方を紹介します。
法人成り(動機その3)
法人成り(会社設立)した場合のお金の残し方について、前回触れた通り節税目的で法人成り(会社設立)すると会社にも個人にもお金が残らないことが多いです。
なので、お金は残すことを意識しないと残りません。
そこで重要なのはお金の残し方なのですが、いくつか方法があります。
大きく分けて2通りあって、一つは内部で残す方法、もう一つは外部に残す方法です。
今回は内部で残す方法について話をします。
一つ目は社内で現金、預金の形で残すというものです。
つまり、会社の資産として現預金を増やしていくというものです。
この方法で現金、預金を残そうとすると、会社で利益を上げて税金を払って、その残りを残していくことになります。
大規模の企業はこういった形で現金、預金を残しています。
もう一つの方法は、役員報酬を少し高めに設定して個人でお金を残す方法です。
これらはごく一般的な現金、預金の貯蓄の方法で、これはこれでいいのですが、せっかくお金を残すのであればお金を残しながら節税にもなっているというのが理想ですよね。
次回は節税しながら、かつお金を残すという方法について話をします。