富裕層への課税強化

2016-05-16

最近新聞などを見ていると富裕層への課税の強化の記事をよく目にします。

たとえば有価証券を保有したまま出国(1年以上)した場合、その有価証券を売却したものとして課税されるようになりました。

ただし、有価証券の価値が1億円を超える場合のみなので富裕層を対象にした税法改正といえます。

 

富裕層への課税についてちょっと気になったので国税庁の発表している所得税のデータをみてみました。

すると課税所得が1,000万円以上の人は納税者全体の1割しかいません。

しかし、納税額でみてみると、この課税所得が1,000万円以上の人たちが納めている税金の合計額は納税額全体のなんと75%を占めています。

このデータをみていると税収を増やすには富裕層の課税を強化するというのは間違っていないと思えます。

 

しかし、富裕層といえないまでもそこそこお金をもっているサラリーマンなども相続税がかかるようになったりと増税は全体的になされています。

 

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